yu+ru+ri 尾道便り。尾道水道にほど近い
彫金工房から
暮らしの徒然ごとを。

atelier fika

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-  c.0  t.0
ぷかぷか
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山法師。

待ちに待った花が
満開。

十字のシンプルさ
彫金の先生のおうちの前にあって
一目惚れした木。

眺めているだけで
しみじみ幸せな時間です。

今日はヨガの瞑想の時間に
淡い若葉色に包まれて
ぷかっと宇宙に浮かぶ感覚があって
きもちよかった。


気が満ち満ちた満月。

朝、宿題が出来ていなくて
気を取り乱してパニクっていた娘を
ふわ〜っと包んだら
お互い、い〜い深呼吸が出来て
そしたらはじめて乳歯が抜けて

にっ!と笑った顔が
間抜けで屈託なくて可愛くて
赤ちゃんの頃を思い出したり

びわの赤ちゃんが葉っぱ一枚増やしていたり

そんなことだけだけど
なんだか
心温かな一日でした。




ことば おんがく  c.0  t.0
言葉×アート

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伝えようとしてもしても
伝えられない相手と

すぐに
通じあう相手と。


考えている本当のコトを話そうとしたら
「よーわからん」
と一言で片付けられて一瞬(だけね)撃沈した私。


※というのは
農業の実習で先生に
「虫や病気が来る前に
農薬で予防せにゃ。土は予め除草剤を散布」
と教えてもらったので

「なんとなくなんですけど、いつも子育てと重ねあわせてしまうんです。
…病気や逆境にに打ち克つ力とか、本来生きる力とか。
ありのままで生きる力をつける最低限のサポートの方法がありますか」
もじゃもじゃ質問したら
「何のことだか、よーわからん」
との答えをいただいた♪

植物の病害虫いかんで
食うや食われぬ厳しい世界で
深刻な病害虫被害を防いできた実績は綺麗ごとじゃない真実なのでしょう。
農薬がなかったら世界中の食料はまかなえない、との見解。

一方、あとから
「その感覚わかるわよぉ〜」
との、おばさんたちもいて。

だから両方アリなのですな。

もしかしたら根っこの思いは同じなのかもしれないし
平行線なのかもしれない、正しさなんてなくて
誰も完璧じゃないから

さまざまな立場を伺えば伺うほど
謙虚になれます・・・ありがたやーー

エコとかも、「絶対」ってなくて、
なんでも いろんな角度があるんだとおもう。だから私は何も知らない。




さて。

今日は
はじめて顔を付き合わせた三人で
いきなり核心トークがはじまった。


言葉をこえて
伝えようとする
もやもやもや、
の部分。
言い尽くせない答え。

アートはストン、と
伝えてくれることがあるんだよ

それもまた
受け取り手の受け取り方の自由で相手のココロ次第だけれど。

その場で私から伝わらなくてもいいのです。
時間の熟成の中で
いつかおのずと気付いていけるかもしれないから。

むしろ伝わらない相手に感謝なのです。
角度を広げるきっかけをくれるから。
伝わらないジレンマの中で足らなかった気付きを下さるから。


他者は難しい。
だって自分のことさえ
わからないから。

だけど人は伝えることは続けるのだろう。


そんなもがきの中にいる
三人の意見の一致は
「こどもって
そのまんま全身全心で
感じてくれるよね。
素直に伝えてくれるよね」

こどもから沸くインスピレーションは重要。


おのおのが各々の
全然別の暮らしの中で
考えているひとつの核心が短い会話の時間にありました。


家に帰って「あっ」
と思いました。

言葉を越えたアートをつくるのに
もがいてもがいて、な人間。

の前に
自然は完璧なアート。

そしてコドモは自然に近い。

×

ことば おんがく  c.0  t.0
花と声の妖精サン!
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倉敷で
自然農の畑に取り組んでいる
可愛らしい方が
「会いたいです!」と
なんとこの島までおこしくださいました。


野の花束
野菜の花束
をかかえて。

大好き!大好き!

魂をゆすぶる
コドモノコト
ハタケノコト
ウタノコト

風に吹かれて健気に生きる野の花みたいでありたいね
話明かした
花と歌の妖精のような彼女でした。


20代の頃の私は
会いたいひとや
花咲くところに
飛んでいく旅人でした。

そんなことを思い出しながら
彼女の来訪を待っていた今日でした。





虹の畑 風の庭  c.0  t.0
毎日。日々のこと
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内側の核と向かって
結局
この呼吸こそが幸せと思う。
だから
存在するだけで
みんな幸せなんじゃないかと。

ちりだって
汚れだって
いとおしく思いながら
清める。

浄め続けても浄め続けても巡る巡る

めぐることが
生きているあかしでもあるから

よろこぼう。

来るままに
去るままに。



ことば おんがく  c.0  t.0
それならせめて。
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傷ついた分だけ
よくわかる。
人を傷つけないように
ありたい。

それでも
存在するだけで

無意識に傷つけてしまう
こともあるのだから

せめて
誠実でありたい

自分に嘘つかずに
向かいあうことで

はじめて相手に誠実であれる。

ことば おんがく  c.0  t.0
ホントのこと。
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雨の中
今日食べる分の
レタスとベビーリーフを
両手にのるくらいだけ
摘んできたのですが

そこかしこに
なめくじ!

注意深く洗って
虫は取ってから
台所に持ち込んだつもりだったのに

野菜と一緒に
「ぬめっ」
としたものを刻んでしまった…

なめくじぃ〜!

やはり綺麗ごとじゃない。指先にぬめぬめした感触が
残ったまま

なめくじの命にも感謝して今日のサラダをいただくっ。


雨の中
しゃがんで
畑眺めるのが面白くて好きで。

雨の中、分刻みでぐんぐん変化する植物。
昨日は見なかった花がいつのまにか咲いてたり
実が急に膨らんでいたり。
ご近所から戴いた野菜の苗、
土と根っこが活着したろうか…

植物から教わること
恩恵を受けていることの多さに驚くし

虫や自然と共生、
なんていいながら
私たちが食べたい野菜を確保するために
草は多少刈るし
毛虫は取り除く作業をする。

綺麗ごとじゃない。
食べて生きていくとは
そういうことなんだなぁ〜

だから命の恵みをいただく前に
大地と光と水と空気。そして全ての命と手にありがとう、と
手をあわせる。

食べたあとには
ご「馳走」さま。
命と食への働きに感謝して。




虹の畑 風の庭  c.0  t.0
エコナプキン草木染会
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福山でのアースデーで
エコナプキン作ってみたい〜!

と作りはじめた仲間12人のわいわい草木染会。

去年は私が草木染め(特に3〜4日前から煮だす琵琶)の
染め液染め材料の準備をしていたのですが

今年からはみんなの手が動いてくれた!!
一歩ずつのうれしい進化。

きっかけは「うちのおばあちゃんちの琵琶、毎回活躍してくれていて、
ここらでちょっと一休み」
と感じたこと。

ばあちゃんちの琵琶、ありがとう!!!ちょいと充電中♪


今回は
いろんなおうちの琵琶の葉が集まって そろそろ実をつける時期なのに
ばっちり色が出ました。



目先のことではなくて
私たちの次の世代次の次の世代まで視野に入っているエコナプの手作り。



草木との対話や
自分の身体との対話
無になるちくちくの時間
草木の香りや天然の生地から五感で得る感触
伝わる心。

3歳のうちのぼうやも「えこなぷ ちゅくってるの?」と、暮らしの中の
毎度の光景として 当たり前に見てます☆

そして、今回、はじめて男性の参加もありました。
そう!女性だけのコトじゃない♪




アースデー染め会のお楽しみはこちら。

みわさんとスタッフみんな手作りの雑穀ランチは美味!

たかきびソースの旨さに感動。雑穀から宇宙を考えるみわさんとは話のピントが合うことが多い。

エコナプってさ、小学校で取り組みがある
「自分でお弁当を作る」
活動と根っこ共通してるよね、と話したりした。





気付いてくれて
気付かせてくれて

一つずつ気付きあいながら 歩を進めている仲間です。


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草木染 ナプキン  c.0  t.0
花*花
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同じ島の友人が
庭にわんさか咲いている
ジャーマンカモミールを
おすそわけしてくれたので
我が家で着々と株分けをすすめている
ローマンカモミールと交換こ。

「カモミールって元気のない植物の近くに植えると
元気にしてくれる力があるんだって」
「カモミールみたいなヒトになりたいよねぇ」

なんていう平和な会話をした。


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去年
隣の島で除虫菊畑を守る活動や
エコ・観光・有機農という生き方をされている方から分けていただいた除虫菊。
株分けをしながら
にじの畑でもふやし、
清々しくシンプルな白い花が咲きました。


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一気に背が伸びて
花火みたいな花を咲かせたのが
バレリアン。

土の中のミミズの活動を
活発にしてくれるハーブ。
このハーブの根本に限らず
ミミズはえらく多くてかわいい。

ちょっと掘るとムーミンのニョロニョロのように
わんさか出てくる。

土に戻る様子を眺めているのは飽きない。


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なんか知らん
棚からぼたもち的に
静かに嬉しく楽しみな花。
冬場に
気になる芽が出てきたから
何か分からないけど
なんとなく意識して育てていたら

嬉しいことに
ニゲラの花だったのです。

それと

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水洗い場の、
今は金魚草が盛りの花畑に
にょきにょき…

「これは野菜なはず」

と観察していたら
ほどなく馬鈴薯だとわかって。

冬場に生ゴミを堆肥にしていた場所なので
皮から発芽したものだったよう。

イモは出来るのかな。

とりあえず
畑に植えてある
たくさんの馬鈴薯より早く
花が咲きました。


思わぬことが面白い。



虹の畑 風の庭  c.0  t.0
草草*やさい
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カラスノエンドウ
よもぎ
イタドリ(たちっぽ)

つぎつぎに見事に
お互いのバランスをとりながら
草たちが生えてくる。

あさつゆにぬれた草や
花はどれも綺麗

草の中に
私たちが食べたい野菜を
植えさせてもらっている

玉ねぎがふとってきたよ。

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今は空豆が毎日少しずつだけどとれます。
これは子供お一人様のさや。

ふわふわのさやの中に
幸せそうにくるまれた豆と対面する瞬間が子どもと私の楽しみ。

豆は皮をむかず素揚げして塩をすると香ばしくて
美味しいからそれがお気に入り。

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レタスは見事に巻いてきました。
一気にとらずに
その日食べるサラダの分ずつ収穫。

キャベツはお決まりの虫食い。なかなか葉もまかず。

レタスと交互に植えて虫を防いだり
カバーかけたりする?
と考えたけど

「まずはありのままの状態で植えたらどんな風になるのかを観察したい」
と夫。

どれだけ丸裸になり
はて?自力でどれだけ回復するか?

最初から守りに入って
失敗を回避する方法でなく
ありのままを受け入れてから、という感じが気に入って
一緒に観察しています。

3玉のうち、真ん中の虫食いがすごい。
けれど食われすぎてないかな…

まわりにはカラスノエンドウが沢山あり、アブラムシは
こちらの方にびっちり。
放っておいたら、天道虫の幼虫を続々と見かけるようになってきた。
天敵も繁殖しだしたかな?

虫はあちらこちらに分散しているようす。

草と虫の関係が面白くて
ずっと観察しています。

飽きない。
虹の畑 風の庭  c.0  t.0
わくわく×10倍100倍♪漆喰手作り→漆喰塗り塗り会。
 先週末、
面白い計画が 面白がるみなさんとつながりながら
ワクワク10倍100倍で かたちとなりました


漆喰を昔ながらの方法で手作りした純漆喰で我が家の彫金工房の壁を仕上げよう!
という計画があがったのは去年夏。

”せっかくだから 海草と 麻(すさ)と 石灰を 炊いて、自分で配合して、練って
 徹底的に手作りの空間にしましょう”

尾道の空き家再生で左官ワークショップをされていた山本さんとの
出会い、そしてオモシロイご提案から始まりました。

居住部分の漆喰塗りは「城壁」を使用したのですが、
夫婦2人で真夏の三週間を共に左官三昧で過ごし、

残るアトリエはいつやるよーーー?とのんびり構えているうちに
素人の漆喰塗りには適さない冬に突入。

春になったらいよいよ、炊きのりの手作り漆喰しましょうーー、
でも私たち夫婦だけが左助さんに教わるのは もったいないから
興味のあるお友達にこの楽しみをシェアしようかと思って・・・と、お話したところ、

工務店のコアハウスさんが
「それ、オモシロイ・・・!!僕たちの企画としてお受けします!!」
とお申し出くださって、

一気にわくわくが増幅増幅。

私の友人関係はもちろんのこと、

お庭の植栽などをお願いさせていただいた ガーデンアート昌三園さんも
「オモシロイですねーー」と、駆けつけてお手伝いくださって、

空き家の左官ワークショップでご一緒して「もう一度会いたかった!」と
相思相愛(!?)だったご夫妻や、

コアハウスさんで家作り(&壁塗りDIY?)を考えていらっしゃる方々も
ご応募くださって 興味深く 昔ながらの左官の世界の体験をさせていただきました。





漆喰に使うのりは、今回 北海道の「ぎんなん草」を使用したそう!!
(おみそしるとカレーの中間みたいな感じで
とてもとても あの純白の漆喰の材料とは思えない・・・)
海草だから、なめたら、海の香りいっぱい。お味噌汁に入れてもいいくらいのもの。

やったーー、彫金の師匠が住む北海道産だぜ♪と一人にまにま。







                     アリガトウ!!山本さん。

ゆっくり、ゆっくり 沸騰させないように 炊いて
(お料理みたいにね、丁寧に丁寧に 気持ちをこめて ゆっくりまぜ溶かします)



漉して、ふわふわの麻をたーーーっぷり混ぜ込んで(これは割れ防止だそう)



ひたすら鍬で 混ぜます。

石灰を入れて、
練ります。
。。。。練ります、練ります、練ります。(筋肉痛)


さて、一晩おいた漆喰。



 丁寧な養生も教わります。
(おこさまたち活躍)




.



参加してくださって、ハードな漆喰作りと壁塗り作業を楽しんでお手伝いくださった
みなさまに感謝です。



我が家のおうち作りでお世話になった方々が みんな「オモシロイ!」と
横のつながりを持って 熱く語り合っていらして 
しっかり心が出会ったみたいで また新たな展開が生まれそう。

建築って 人間の営みに一番近いところ。

こんな面白くてハートがあって熱いみなさまに おうちを作っていただいて
改めて感謝でございました。

いえいえ、家作りはまだまだ続いております。
メンテも続々で、一生家作りでございます。

アトリエオープンしたら、今度は金属工芸のオモシロさを伝えます。


詳しいレポートはコアハウスさんが客観的に載せてくださいました!!
http://corehouseblog.blog5.fc2.com/blog-entry-305.html

http://corehouseblog.blog5.fc2.com/

ガーデンアート昌三園さんの、センス抜群な(笑いの方も!)お姉さんも♪
http://hanamoarashimo.blog11.fc2.com/
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