yu+ru+ri 尾道便り。尾道水道にほど近い
彫金工房から
暮らしの徒然ごとを。

atelier fika

CALENDAR  RECOMMEND  ENTRY  COMMENT  TRACKBACK
CATEGORY  ARCHIVE  LINK  PROFILE  OTHERS
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

-  c.0  t.0
意識はどこにある?
100925_1958~01.jpg
これ
美味しそう?

「おいしそくない」
とぼうや。

「大きいおばあちゃん
天国にいっちゃって
会えなくなっちゃったよねでもね
大きいおばあちゃんが作ってくれた
大根干したやつ…
きりぼしだいこんっていうんだけどね、
それはここにあるんだよ」
そう話したら
ばくばく
ばくばく
小さなふたりはあっという間に
美味しいね〜!と
たいらげた。

「大きいおばあちゃんは
また赤ちゃんになったの?そう思うんだけど!」
と四歳クンが確信めいた目で言った。

「う〜ん
お母さんもいつも考えてるんだ。
どうなるんだろうねぇ。

からだはね、なくなっても今こうやって
きりぼしだいこん
美味しそうに食べてたら
大きいおばあちゃんの心は
喜んでくれてるかなぁって思っているけどどうかなぁ…」

そして
おばあちゃんが遺してくださった切り干し大根から
意識の話になった。

「あのね
うれしい、とか
かなしい、とか
そういう気持ちって
カタチがある?
目に見えないよね」


アレアレ?
心は頭にあるの?
胸にあるの?
お腹にあるの?

不思議だねって
小さな二人と色々話した。

「心はからだと一緒に死んじゃう?」

「おばあちゃん、
骨だけになったけど
すうっとね、こういう風に出てきたよ〜」

「心はね体にはないから」

「でも不思議なんだよ。
素敵な心をもってると
素敵なお顔になってくの」

「ピアノ、がんばろうって心があれば
練習たくさんする指が動くよね」

「心はからだを動かすよ!!」

からだの細胞のひとつひとつに
「ありがとう」と伝えてみる。
そうすると、細胞は喜んで元気になる。
ヨガや気功の先生に教わった
素敵なことも思い出した。


身体と心は繋がってるけれど
身体にしばられない意識というものはある…


-  c.2  t.0
海沿いを走る電車
100923_1127~01.jpg
雨の呉線

車窓の景色は
しっとり
ゆっくりな船がより
ゆっくりに見えて

リュックサックを背負った二人の小さな旅人といっしょに

「わぁー綺麗だね」
「海に落ちない?」
「海の上を走ってるみたい」
と海沿いの路線を楽しんだ

遠いかな
と思っていた場所も
えいや、と行ってみれば
意外に近くて
急に親しみがわく。

100923_1324~02.jpg
…とかいう
旅気分には
ハプニングはつきもので…
雨の影響で
電車の乗り継ぎに間に合わず
さらには
7月の大雨で竹原〜は電車が不通になっていた。
(携帯の乗り換え案内にはこういうの出ないのね(涙))

二時間半のロスタイムの
救世主は
立ち寄る予定だった
左助印の野呂山商店さん。そう♪我が家の手作り漆喰の先生。

100923_1321~01.jpg
こんなところが近所にあったら
こどもたちの楽園よね。

お風呂屋さんを改装した
可愛くおしゃれで懐かしい駄菓子屋さん。

駄菓子屋さんて
母の味とは反対な
非日常な遊園地みたいなもの。

百円で十円二十円のものをどれだけ買えるか!
それはもうワクワクドキドキな気持ちは…!わかる。


100923_1549~01.jpg
ハプニング続きで
親子三人路頭にまよっていたら

左助サマ!
夢の駄菓子屋さん経由で呉までぴゅーん、とお送り下さって

種の交換会に たどり着けたのでした。

会いたかったほっとする顔
はじめてお会いする農業のすご〜い先輩方…

優しい空気を放つ
たねの森さんご一家

会をお世話してくださったみどりさん。

ゆっくり話を伺えた方は
ほんの僅かで
でも田畑を語る時の目の輝きをもつ方の輪に刺激をいただく。

種のストーリーは
ここから始まる、という
良い気をいただいて帰途に。

車窓から真ん丸満月がぽっかり見えて
人々の気が満ち満ちていたわけだ…と思う。

おかげさまさまで
有り難き一日
有り難き種
感謝感謝。


金ゴマ、たかきび、大麦。憧れていた作物。

モロヘイヤや赤えんどう、そして青唐辛子や箒トウモロコシ!それから自然農でスクスク育っかぼちゃ…
へぇ〜、と興味津々に
特徴をうかがう。

とてもたくさんの種が持ち寄られていました。
でも、はやる気持ちを抑えて抑えて(笑)

にじの畑で共にすごさせていただく種は・・・と。


広島の自家採取の種のネットワークはつながり、広がっていきそうです。
ご興味ある方はご一報ください。


目指すは種や作物を目を輝かせて語りシェアする
今日いらしていた方々の姿だわ。
虹の畑 風の庭  c.0  t.0
たねの交換会in呉のお知らせ
こんなお知らせがあり
私はいきまぁす𣳾

---------------
――――たねの交換会in呉のお知らせ――――

無農薬・無化学肥料のたねの店、たねの森さん(http://www.tanenomori.org/)の呼びかけに応じて、呉市でたねの交換会を企画しました。自家採種をしている方はもちろん、今後してみたいなぁ、と思っている方、なかなかできないけれど、興味はある!という方もぜひ参加して下さい。当日はたねの森さんご一家も埼玉からいらっしゃいます。とってもすてきなご夫婦と小さなお子様です。ご自慢の種を持ち寄って(無くてもOK)、種談義に、菜園談義に、花を咲かせませんか?

日時:9月23日(木曜日、秋分の日) 13:30〜16:30
場所:ビュー・ポート呉(JR呉駅より徒歩5分)3階、第2和室にて
http://www.viewportkure-hotel.or.jp/index.html
駐車場あり( 1時間100円、制限高さ:1.55m・幅:1.8m・長さ:5.0m、制限を越す車は近隣パーキングへお願いします)

参加費: 150円(会場費として)
持ち物: ご自慢の種 ・ 種を持ち帰る小袋

会場は12:30から入れます。お弁当等持参される方はお部屋でどうぞ。


参加希望の方
ご連絡先は非公開コメントにてお問い合わせ下さればご案内いたします
(個人情報ですので)


以下、たねの森さんからの呼びかけ文です。

「たねの森では今年から、全国の皆さまに種の交換会を呼びかけ、応援していきます!種の交換会を通じて、自家採種の輪が広がり、多様性が育まれ、その土地ならではの食文化が発展していくこと、そして次の世代に持続可能で豊かな暮らしを引き継いでいくことを目指します。1人で30種類の種を採種することは大変ですが、30人が1種類ずつ採種し、持ち寄って交換することはさほど難しいことではありません。種の交換会を企画して、自家採種の輪を広げると共に、近隣の方々との交流を深めたい!と思う方、ぜひ手を挙げて下さい。規模の大小、プロ ・アマは問いません。ご自慢の種を持ち寄って、種談義に、菜園談義に、花を咲かせませんか?」


虹の畑 風の庭  c.0  t.0
夏越し味噌
100911_1806~01001.jpg

保存食談義に花が咲く 楽しいゲストさんの到来で

「みたいみたいーー」と、我が家の夏を越した味噌をわくわく開けた。

開けた瞬間ならではの味や香りをシェアする立会人がいるのはなんとも嬉しい。


1米麹の味噌と
2麦麹の味噌と
3夏前に冷蔵庫に入れた味噌と

味を比べてわいのわいの言ったりする

罪のない こんな食談義がだいすきである。

今年は3樽仕込んであるので
一樽は2年ものにして寝かせてみよう。


100911_1942~02.jpg

焼きナスに 味噌作りで得られるもうひとつのお楽しみである
”溜まり醤油”と お酢をかけると 
旨みがうわぁあああ、っと口に広がった。



100911_1942~03001.jpg

手作りお土産のマクロビオティックカレー
なんと味噌入りなのだそう!
カレーにもお味噌ですよぉ♪

マクロビ師匠のみみさんによりますと
パンに味噌と練りゴマを合わせたペーストも
絶品なのだそう。

深〜い味噌の旨みは日本の宝だなぁ

そんなニッポンのアイデンティティーで有りながら

偉ぶらずフルキシブルに
色んな食材に添うんだなぁ。



味噌は愛しい生き物だもんで

育った喜びを美味い旨いと味わう日
保存容器を開ける日は

毎年嬉しく愛しくわくわく。

麹に大豆に塩に…
味噌にまつわる沢山の人々の働きにも感謝感謝…





おいしいもの  c.0  t.0
あまりに癒されるので…
100909_0800~01.jpg
おめれとうございます

「れ」が赤で直されてて


こんな紙がランドセルから出てきて

和んでしまって

ぺたりいつも目につく所に
貼っちゃいました。



-  c.0  t.0
やっとやっとオープンしました
100907_1725~01001001.jpg

彫金アトリエをオープンしました


生徒さんは
「教室はじまったらゼッタイ習いたいから」
と言ってくださっていた
方だけからのスタートです。


100907_1721~01001.jpg
やすりの音や糸ノコの音が
念願の工房に響いた時

ちょっとだけじわ〜っとしました。

10年温めて
少しずつ準備していたこと。

手作り漆喰での壁塗りを終えて
準備が整った工房に
道具を並べて
久々のこの雰囲気。
工具の匂い!


100907_1724~01.jpg

大好きだった札幌の彫金の師匠のアトリエの雰囲気や

妊娠中も頑張って新宿まで通い続けた宝飾専門学校の日々
すすだらけで溶接していた金工職業訓練校、
手に血豆を作った鍛金アトリエ、
授乳しながらギャラリー・ショップに品を卸していた日々が

がががぁっと
走馬灯のように一気に脳裏に蘇りました。



この島のこの部屋で
作業をしていることが
不思議で

タイムスリップ
しているようでした。


100907_1724~02.jpg

下の子が幼稚園にいきはじめて空いた午前、

少しだけ夢を取り戻して
ワタシ、に戻る時間です。

同じ幼稚園のお母さん方も
どっぷり作業に集中して
リフレッシュ。



100907_1723~01.jpg

1時半。

「さぁ、また現実にもどるかっ!」と
三々五々お迎えに向かいました。

自然に集まってきた
みんなでこの工房の夢の続きを作っていこう。
atelier fika  c.0  t.0
暮らしと私に出来ること
エコナプのキット、30セット
とおねがいして下さった方がいて
今日は追加のキット裁断をして過ごした。

福山アースデーの流れの中で出会えた
娘さんとお母さん、2人のペアの力で心揃えて
エコナプの想いを伝えてみたい、との動き。
なんとも素敵ー。

100906_1641~02.jpg


丁寧な気持ちでこの作業が出来る範囲。

ふとそう思った。

暮らしを守りたいから
私はこのペースなんだろうな。


エコナプ活動を始めたときに
私に作り方を教えてくださった方が
「無理ないペースでね」「楽しく続けてね」
とコツを教えてくださった。

本当にこの活動は特に
心を保つ範囲でありたい、といつも思っていて


お月さまと同じペースで
エコナプの活動を
月一度ずつくらい続けて
そろそろ4年目に入ろうとしている。

心を保って
続けられることが
信頼なのかな。

いつもそこに行けば
会える人
会えるもの
会える心。

そんな感じの場所でありたくてそんな人でありたい。

社会に貢献出来ること
―ボランティアというのは
まずは自分自身が幸せでなければ出来ない。

それぞれの体力や
家族の状況
環境により
ひとりひとり
分量は違うんだろうなぁ

と思う。

それぞれの分量で
だから身の丈で。

焦ることなんてない。

今大事なことを守る。

大事なことが複数あって
忙しい人も沢山だけど
自分の心さえ失わなければ
大丈夫な気がしている。



atelier fika  c.0  t.0
藍の宇宙
100901_1128~02.jpg
生きている藍の染液。
吸い込まれそうな深い色とツンと発酵した香り。

藍をたてている作家さんのお宅へと
尾道の風情ある街中へと
自転車を走らせた。

お話うかがっていて
藍の体調がね…
という言葉が折々にあり

たくさんの手と心と時間の流れの中でつむぎだされる
神聖な藍の世界をまた知る。

自然の恵みを丁寧に受け取り育む人の手技。

ものづくりを伝えていく心。
子育てしながら
変わってきた使命感。

格好つけずに身の丈で
話をしながら
ピントがかちっと合う彼女。

知り合ってからこうして
ゆっくりお話するまで
ずいぶんずいぶん時間があいて。

でもこのタイミングで
素敵なお話がたくさんうかがえてよかった。


凛とした
藍の世界は愛の宇宙。




atelier fika  c.0  t.0
桑田渡
100901_1013~01.jpg
尾道の渡船の中で一番東

はしっこで
一番ゆっくりな時間を感じる渡船

松永湾がまぁるく見渡せて
心がぱあっと開けて和む。
尾道に来られる観光客の方には
あまりしられていないかな。

私は桑田渡がだいすきで
私に戻れる深呼吸をする。

尾道  c.0  t.0
| 1/1 |