yu+ru+ri 尾道便り。尾道水道にほど近い
彫金工房から
暮らしの徒然ごとを。

atelier fika

CALENDAR  RECOMMEND  ENTRY  COMMENT  TRACKBACK
CATEGORY  ARCHIVE  LINK  PROFILE  OTHERS
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

-  c.0  t.0
卒業
110305_1739~02.jpg
尾道も早くも暑い時期です

草の畑の中で
きもちいいくらい汗をかいての作業が好きで
何にもなくなる感じとか
土から元気をいただいて
感覚がよみがえる感じとか。


6月はあちらこちらから
「卒業」「卒業」という言葉が聞こえてきました

「あそこの学びは卒業したんじゃ」
最初突き放すような冷たい言葉に聴こえたのですが

そこでの学びの卒業。

他でもない自分自身が壁で
まだ 「そこ」に甘えていたい
執着を脱ぎ捨てると
嘘みたいにすっきりした青空が
見えてきたりする。



旅立ちの心は本人になくては
元も子もないのですが

逆に人を思い、送り出す愛は
本当の親心のようで…
私もそんな親になろう。

いってらっしゃ〜い
と屈託なく手を振ろう。


卒業させてあげずに
ため込んでいるものって
結構あるな〜。

卒業、自立、再生
そして自分自身のマスターとなる自分自身の心は何よりの安心だから
卒業は怖くない。


-  c.0  t.0
おのみちじかん
110615_1249~02.jpg
尾道の山手で坂の町暮らしをしている友人と
のんびりおしゃべりしてました

この前東京から来た友達が
東京に戻ってからも
「心に尾道での心地いい時間の流れ方が残ってる」

そう言ってたよ
って。

そうそう
「都会を歩いていても、
ああ、今この時も
あの尾道の街では
ゆっくりゆっくりな時間が
流れてるんだろうな」
そう思い浮かべるだけで
幸せな気分になる

それが尾道マジックなんだねぇ…

尾道の、ほどよい感じ。

「コレデイイノダ」
ってね
満たされる空気に包まれる感覚があるように思います


きっと自分のリズムに合った土地での時間が心に残る事は
何よりの人生の旅の目に見えぬ至高のプレゼントなんだろうな


私の中には同時に
愛して住まった四季折々の北海道時間と
長野時間が流れているようで
これまた
思い浮かべれば幸せな時間の流れ方をしています。


同じ尾道でも
私が住むところは
さらにぽやーんとゆるんだ
島時間が流れます。

最近の目覚まし時計は
ホオジロのさえずり。
きまって朝五時♪

-  c.0  t.0
その選択は
110619_1408~01.jpg
子どもたちがカエルを追いかけるばかりで
猫の手にもなりませんでしたが

自然農の田植えをからだいっぱいに感じてきました。


自然を切り拓き生きてる限り
私たちの行動は矛盾ばかりだけど

人間の利便安全中心に考えている行動かな
自然全体を考えているかな

自然の営みに生かしてもらってはじめてここにいることを
意識の基本へと。

そうすると答えは単純。
-  c.0  t.0
生きる術
110603_1925~02.jpg
すぐ前の浜辺で
あさりほりをしている人々がたくさん。

子どもたちを連れて浜遊びついでに行ってみると…

そこには
「生きていく術を教えてあげるよ。何も知らんじゃろ〜から」

自給自足のおばちゃんが目の前に現れ
有難い生きる術を次々教えてくださいました。

ホントに何も知らない私たち親子に…

「次の次の潮がきたらもうあさりは子をうみはじめて赤潮にもなると貝毒も出始めるよ」
「今一番おいしい時期で
これはたて貝っていって食べられるよ」
「この虫で大きい真鯛が釣れたよ」
「このカニは触ったら手が腫れるよ」
「この貝はお父ちゃんの酒のつまみになるよ」


「せっかくこの島で生きていくんじゃけ〜
自然のことや生きていく知恵を沢山知っておくんよ」
子どもたちにそう言って
掘ったアサリを半分下さって
颯爽と帰っていかれました。

確信に満ちた目が印象的でした
ありがたき生きた知恵です。

110603_1924~02.jpg
あ あさりちゃんは コッチ

しばらく採れなくなっていて
また最近採れるようになったとか…
海の水の変化?

おばちゃんたちは外来種の貝や魚が
温暖化で瀬戸内海に入り込んできている変化もあると話していました。
-  c.0  t.0
| 1/1 |