yu+ru+ri 尾道便り。尾道水道にほど近い
彫金工房から
暮らしの徒然ごとを。

atelier fika

CALENDAR  RECOMMEND  ENTRY  COMMENT  TRACKBACK
CATEGORY  ARCHIVE  LINK  PROFILE  OTHERS
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

-  c.0  t.0
なんといってもおみそしる
110831_2008~01.jpg
娘が急に
毎日 「おみそしる!のみたい」
と言うようになり

自分からお味噌をすり鉢ですってくれるようになりました

今年仕込んだ 麦麹×米麹のお味噌のお味が相当口に合ったようで。

110831_1958~01001.jpg
最近は具も好みの野菜を自分で刻んでいます

夏前まで おみそしるに反応薄で
残すことも多かったので
お味噌汁もこどもたちは夏休みにしていたら

やっぱり欲しい!
と激しく欲したようで
味噌にピントが合ったお盆過ぎ

残暑厳しい中ですが
食卓はホカホカ?です

-  c.2  t.0
放射能疎開
110725_1458~01.jpg
「旅行じゃなくて 逃げてきたって感じなの。」
と、首都圏の友人が 尾道まで来てくださいました

そして
放射能汚染の実態や混乱を、
そしてその中での生活のこと、
気持ちのことを色々話してくださいました。

「原発事故以来
息をしていなかったみたいに感じるよ」と。
友人の言葉が胸にささりました


思い切り深呼吸できる
海で山で芝生で子どもたちを遊ばせられる
お野菜もお米もお肉もお魚も安心して口に出来る…

当たり前のことが出来なくなったストレスは想像を超えます




千葉の妹からは電話で
いつも二歳の甥っ子が遊んでいる近所の公園に
「ここは毎時0.68マイクロシーベルトです。」という看板がでていた
という話をきいて

この尋常ではない数字をどう読むか、という責任を
丸投げされていることに驚きを感じました。

その数字の感じ方やどこで線引きをするのか
それはかなりの温度差があると思います


尾道には既に
放射能の疎開で数組の母子がお住まいで
交流とサポートの呼び掛けに動き始めています



放射能疎開は
一年を目処に、二年…?
はっきりとした出口は見えてきません

何よりこどもたちの未来を健康を守りたい…
そんな想いで夫婦の話し合いも重ねた決心だったかもしれません




長期であれ、短期であれ、
尾道を選んで疎開してくる友人には
せめてその時間を
ひとつひとつの瞬間を
少しでものびのび幸せに過ごせるように…
宝となる出会いの多い
明るい時間と変わりますように。
寄り添える限り邪魔にならぬよう心を注ぎます



さてさて、せっかくの尾道滞在

晩よりさん(おさかなやさん)のおばちゃんところへいって
めちゃ新鮮なお魚選んで、
お魚のアラをビニール袋いっぱいにサービスでいただいて
おいしい調理の仕方を教わって
わいわい嬉しくお料理して みんなでウハウハ食べたり

仙酔島へ海水浴&磯遊びで日が暮れるまで遊び倒したり

グリーンラインから見える島々を見ながら
ウーン!と深呼吸したり

洋らんセンターで子どもたち野放しにしたり・・・

やっぱり会えたことは
嬉しくて、そして
辛いな、と思うことをたくさんたくさん
きいてほしいよ、って伝えてくれたことにも感謝だよ


「いつか行きたいな、いつか行くね!」
「なんとなく、憧れの街」
といって下さるお友達が多いのですが
これまた、なかなか
わざわざ旅で 来るには・・・という尾道。

皮肉だけど こんなことがなかったら ぴゅーんと尾道に
こなかったかもね〜なんて。

来てくれて、ありがとう。
また いつでも 心のふるさとに戻っておいでね。

-  c.0  t.0
一泊家族の夏
110808_1021~01001.jpg
夏休み唯一の遠出です

夫がいつのまにか宿をとってくれて

ささやかながら一泊の家族旅行をしてきました


110808_0518~01001.jpg
蒜山〜大山へ抜けて

ブナの原生林で深い呼吸をしたら
細胞が生き返ったように元気になり

はじめて鳥取県へ入りました


ぱあっと開けた高原地帯は
長野を思い出したり
北海道の羊蹄山あたりの雰囲気を思い出したり

のびやかな風景は
みんなみんなおいで〜
と楽しく迎えてくれました


110808_1456~02.jpg
ハーブガーデンにも寄り
様々な種類のラベンダーの香りを楽しみ
こどもたちはアスレチックに夢中になり
生き生き過ごしていました



もうひとつ!

細胞を生き返らせてくれたのは
冷たい泉の数々です。

豊かにあふれる美しい泉で
顔を洗って
一口いただいて
足を浸して

シャキーンとして帰ってきました。


-  c.0  t.0
うまいもの保存するヒトな会。
110715_1227~01.jpg
保存食な会で
我が家にて久々に
手打ちパスタを作りました

今回国産の強力粉で作ったので
なかなか生地がまとまらず
ほろほろになりかけましたが

尾道の名カフェにお務め経験者Wちゃんの旨いソース二種に助けられ…


自家製梅干し
手作りオイルサーディン
自分たちの畑や庭で育った野菜たち〜トマトになすに大葉にトウキビ…

わいのわいの持ちよりますと
嬉しい相乗効果があります

保存食作りは地味で地道な作業ゆえ
それぞれがひそかに作りためている保存食をあれこれ持ち寄る会を
たまにしてみると
光を当てられた地味な食材たちが喜びます♪


090830_1112~01001.jpg

110715_1205~01.jpg
食材を『買う』ことの多かった場所から
島に越して
ノロノロぼちぼち
実践しながら実感しているのは

やはり 保存食は
まとめて取れた野菜や
沢山釣れた魚をより楽しく無駄なく丁寧に楽しむ
ごく普通に伝わっている知恵だなということです

都会にいる時は市販品の保存料を避けるためだったり趣味で作っていたりでしたが。


何れにしても
発酵やお日さま、塩や時間の力を借りて
旨いものを追い求める母ちゃんの集いは続くのですね

きっと全国各地で。

おいしいもの  c.0  t.0
食べのこしの御裾分け
110807_1041~01.jpg
長らく不調でした
我が家の古いパソコンが
とうとう
電源も入らなくなりまして
パソコンやメールを
一週間ほど見られておりませんでバッチの花の療法のご相談予約メールも
お返事出来ずご迷惑をお掛け致しております。

お電話でのご連絡をお願いさせていただきます。

よろしくお願いいたします。

夏休み中は
うちの子どもがややうろうろしていてもいいから
どうしても、という二回目以上の相談の方のみお受けさせていただいております

9月は2日〜です。



さて
虹の畑です。

今は胡瓜と難波さんから苗を戴いたオクラ、トマトは元気

ズッキーニやナスはぼちぼち…

ゆっくりゆっくり育っていたとうきびは
食べ頃?今日明日にでも子どもたちと一緒にもごう!
と思ったタイミングで
またもや鳥さんに綺麗に食べられてしまいました

ブルーベリーもひまわりの種も
鳥さんが先に食べ頃真っ盛りを食べつくしてしまいました

私たちは 小さな実りの残り物をほんの少しといった調子です


110722_1312~01.jpg
かわいいなぁと思う
オクラのおなか
-  c.0  t.0
読書や原発やヒロシマの祈りや
110806_0803~01.jpg
我が家の庭先は
丘というか林というか…
とにかく今は沢山の蝉たちが命を謳歌している時期ですから

朝 5時になると
命の合唱に叩き起こされます

早起きの友は本ですが

マイブームの新渡戸稲造先生の想いを辿る『武士道』

そして ずっと読みたかった
『兎の眼』


臭いものに蓋をしてしまう
そして どこか自分と向き合わず
逃げて逃げて問題をすり替える…
そんな人間像。

この本には 真実を正直に見つめて動く大好きな人々が沢山描かれていました。




110806_0828~01.jpg
原発について私たちはどうだったでしょう

大賛成?

議論することは面倒?

何か偏った活動?煽動的?感情的?という偏見?

経済の流れにのまれて発言できない(政治家やマスコミも含めて)?

特に考えず
漫然と恩恵に与っている…?




私は
家を建てるときに夫と使用するエネルギーについて意見を戦わせて
原発のエネルギーの流れについて多少調べてはっとすることが結構ありました

なのに
自然エネルギーを応援しながら
出来ることの範囲でしか実践せずの
勉強足らずを恥ずかしく思い

原子力発電について然るべき筋から学ぼうと
京都大学原子炉実験所の小出裕章先生から学ぶ講演会に
参加させていただくことに決めました。

チケットをいくらかお預りしていますので『今聴いておこう。』という方は声をかけてくださいね。

この講演会への反応は
様々ですね

あ〜確かに気になるね 放射能。
でも別に講演聴くまでは…

何?暗くて固いテーマ!
関与したくない

そんな感じの声もきこえました。

小出先生の講演はYOUTUBEにもいくつもアップされていて
とても冷静で解りやすく、
本は今、ベストセラーですね
もちろん読みました。

私はまずは 勉強出来る機会に感謝して
自分の頭で理解して考えこれからの行動をきめます。




さて。
おととい れいこう堂ののぶえさんが素敵なお母さんお二人ご紹介くださいました。

お一人はちらっとしかお会いしていないですが
東京から赤ちゃんを連れて疎開されている方。

梅の酵素ジュースをご馳走になったらなんともまろやかで!

『酵素』とは…
まぁ深いことより まずは 素手で愛情かけて 普通の青梅シロップを混ぜ続けることが秘訣だそうです。

それって ぬか味噌や 手で握るおむすびが優しい味になるのと
同じですね

人間のもつ酵素パワーですね
母の愛のエキスだわ?


それから
三次からいらした
マキさん!

バングラディッシュに学校を作る活動
三次の中学生たちを
バングラディッシュへスティさせる活動などをされていた方で

中学生たちの人生観が変わるお話を興味深く聴かせていただきました

今日
ヒロシマのピースウォークで
『ハハトコニイノル』
という祈りの輪を作るそうで

わらべうたで皆がまぁるくなる方法をききにわざわざ尾道までお越し下さいました。

伝授なんて大それたことではないけれど
彼女の三歳のお子さんと
うちの四歳と交えてわらべうた遊び一緒にしたり
わらべうたの世界観で意気投合したりしました。

平和なわらべうたの世界で今日は広島の母子が輪になっているはずです。

私も尾道からそっと気持ちをその輪に飛ばします。

わらべうたが原爆投下の日の祈りとつながるなんて…
ことば おんがく  c.0  t.0
夏休み 小学生彫金教室
110802_1642~03001.jpg
小学二年の娘と
普段お教室にいらしている生徒さんのお子さん(小学五年生と二年生)の三人が

誕生石入りの自分のリング作りに挑戦しました。

***

まずは 自分の指のサイズを調べて
それに合う 地金の長さを計算して求めます
(ここまでは算数です)


110802_1723~02001.jpg
糸鋸で地金を切り
ヤスリで端を綺麗に整えたら
火を当てて鈍して

ローマ字で自分の名前を刻印していきます

誕生日や
好きな言葉も刻印したりします。


110802_1722~01001.jpg
もう一度 バーナーで鈍してから
いよいよ 木槌で銀を丸めてゆきます

110802_1731~01001.jpg
継ぎ目がわからないくらい
ぴったりとさせたら

ドキドキのろうづけです
(普段習っているお母様にこの作業は大方していただきました)

蝋がキラッと溶けて 隙間をみごとに埋めた瞬間は
『ウワァ、溶けた!』と声があがります

110802_1733~01001.jpg
綺麗な真円に整えます

最初の計算通りの寸法で
指にぴったり!

110802_1748~01001.jpg
紙ヤスリで時間をかけて
丁寧に磨き仕上げてゆきます

一皮ずつむくように
どんどん光が増して美しく輝く
透明な銀の輝きが姿を現します

110802_1759~01001.jpg
誕生石を入れる爪をロウ付けします

110729_1408~03.jpg
こちらは エメラルドを入れた
お姉ちゃん。

110729_1410~03.jpg
小学二年の男の子は
(実は彼がとても自分の指輪を作りたくて沢山こだわって作っていました!)

刻印を表に見せたデザインで
男の子らしく 角ばった平角の地金を使用。
誕生石のルビーは小さめの物を
埋め込む形で甘さを押さえました
ペンダントヘッドにしてもいいね。

110804_2052~01.jpg
うちの娘はオパールなのですが
これは 石を入れる前。

実は 彼女がうまれた時に
ベビーリングを作ってあげたのですが
磨こうとして、私の手が滑って
排水口へぽちゃん…と落として流れていってしまったのでした。

また作り直そう…と思っているうちに
もう
一緒に作れるようになったことに
年月の流れを感じました。

娘のまだぷくっとした手が小さな指輪を作る過程がなんだか可愛くて
思わず今日のブログは
写真をとりまくってしまいました。
atelier fika  c.0  t.0
| 1/1 |