ブータン国王のことが話題になっていて
「世界一幸せを感じる国」
ということや、国王の温かな言葉が心に響いた方が多いかと思います。
・・・そういえば・・・
この「幸せ」という目に見えないものの尺度、
ブータンの国と直接ふれあって、
現地にふつうに暮らす人々と交流してきた父から
以前聴いた話が
とても印象的だったのを思い出して
きっと父が見たブータンがブータンのすべてではないけれどね、
だいぶ前に書いた自分のブログの記事をもう一度引っ張り出してきました。
うちの父は カダフィー独裁政権下のリビアに3年暮らした経験もある、
ある意味ツワモノで、
父から 世の中を広い視野で見ることや、
今目の前にある条件下でいかに幸せに生きていく種を拾うか・・
そんな大きなことを教えられてきた気がします。
仏教が人々の心のひだまで入り、息づいているブータンでのことを
話してくれたことも、とても心に響いた出来事でした。
父が見せてくれたブータンの写真が
あまりに美しかったので、ここにシェアします。
”うちの裏でね、のらいぬが 赤ちゃん産んで 今、子育てしてるんだよー、
のらいぬがうちの島、多いんだー”
と父に話すと
”ブータンではなァ、のらいぬどころの話じゃないよ、
ブタも牛も、あらゆる動物が道をうろうろしていた、
人々は、輪廻転生を心の底から信じていて、
今はたまたま人間だけど、次に 自分たちも生まれ変わるであろう
あらゆる生き物への敬意が根付いている”
と話していました。
本当に
いぬが沢山歩いてる。
あ、若い僧侶の手には 携帯!?
父は ブータンのおばあさんに、質問したそうです。
”幸せですか?”と。
すると、
”毎日 何時間もかけて 寺院へ通う。
それが、私の人生ですから”
という答えが返ってきたそうです。
心満たされる風景。
ちなみに
父によると、 私がオヨメに来た、この尾道の島の
おじいさん、おばあさんたちの顔がとても幸せそうに見えたそうで。
”幸せそうだなぁ、顔にケンがなくて、おおらか。”
そう言っていました。
日本の幸せってね、あなたは なにが幸せかな。
幸せ、ほんとうに 仄明るく日々を照らす さりげない幸せ。
さて、ブータンでの写真の最後。
笑顔。きっと赤ちゃんを胸に抱いてる!
ブータンのわらべうたは どんなんだろ。
世界のどこでも、子供が育っています。
kako
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