8月は 特別にちいさなひとたちへの彫金教室を3回。
たとえば、小4の娘と、お友達(彫金生徒さんの小4の娘さん)と
2人でこんな作品を。
☆”このサイズの輪を作るには、
♯22のリングの内径((内側の直径)+使う地金の厚み )×3.14”
だから、3ケタ×3ケタの掛け算を しなくてはなりません。
☆銀の性質を学びます
・まげて加工するためには 火を当てて金属をなまします。
・ろう付けする時に、銀は何度まで熱すると溶けてしまうか、
その手前のろう付けする温度は何度か?
☆ぐにゃぐにゃの楕円を真円のリングにするには どこを叩くといいかな〜
なんとなく 夏休みの自由研究のような、工作の宿題ような
そんな感じもあり???
火の取り扱いやきわどい糸鋸は少しだけ彫金生徒さんであるママさんのヘルプで。
パーツは私が予め制作した小鳥さんですし、
細部の磨きなどはおうちでしっかりしていただくし・・・
なので、なんとか3時間集中で できました。
うしろに 名前(呼び名)を刻印したら、2人ともにっこり。
愛着わきましたね。
そして
こちらは
毎年夏休みに作品を作りに来て下さる
中学生のお姉ちゃんと 小学生の弟くん 姉弟さん。
1回目の夏、一昨年は糸鋸で真鍮板を好きな形に抜いたペンダントを作りました。
2回目の夏、去年は誕生石を埋め込んだリングを作りました。
そして、
3回目の夏、今年はちいさなちいさな作品・・
さらに難易度を上げて、ちいさな誕生石を
石枠にとめた、ベビーリングペンダントを制作しました。
一生大切にできますね。
もちろん、普段しっかり彫金教室に通っているお母さんのサポート込みですが、
3年目ともなると、大分手馴れてきて、長時間集中して完成。
夏休みならでは、ですね。
いきなり ここまでの作品はなかなか、ですが、
まずは 好きなお絵かきの形を糸鋸やヤットコで、というのは(これも大変だけど)
子どもならではの のびやかな線が出て、とってもいいと思います。
磨くほどに光る銀の透明な輝きと 子どもたちのきらきらの目は
綺麗なものです。
おおむね小学校中学年以上できちんと集中して制作できるだけの興味があれば、
そして、少なくとも彫金の基礎知識(一度体験でもいらしたことのある保護者)付き
であれば、長期お休み期間で 時々こんな試みもしております。
ご相談くださいね。